こんにちは。すーゆーです。
もうすぐクリスマス、お正月と私にとってはかなり寂しい季節を迎えることになりそうです――。
そこで、私がやること、それは海外に逃げることです。日本に一人でいて寂しく思うぐらいならば、お金がかかっても海外で一人でいた方が楽しいんじゃないかという、あくまでも「前向き！」な気持ちです。昨年も、ことしもそういう計画にしています。
私が初めてチャット友達と会ったのはシンガポールなのですが、その後は香港で一人のチャット友達に会いました。今から4年前の12月23日のことです。
この人はそのうち私のお兄さんみたいな存在で、毎年どこかで会い、今も「義兄妹」のような関係が継続しています。今回の旅でも、このお兄ちゃんに会うつもりです。
さて、私はこのメールマガジンを通じて、読者の皆さんにチャットを初めとするネット上で出会った人間関係のことについて紹介しているのですが、皆さんにはやはり疑問があると思うのです。
チャットが長続きするだけで人に会いに行けるのか？、友情ができるのか？――どう思いますか？。多分それだけでは難しいところがあると思います。
あるいは、実は、今、ネット上で出会った人たちに会いに行けるか？というと、必ずしもそうではないだろうと私は考えるのです。
自分のチャット友達の顔と名前と彼らとのやりとりを振り返ってみて、私が思うことは、長続きしている人たちはウィンドウズ98―Me時代にネット上で出会った人たちだということです。
最近出会った人たちで長続きしている人は、それほど多くはないような気がします。
どうして、最近の人たちとは長続きしないのか、かつて私が出会った友人と今出会おうとする友人とはどこがどんなふうに違うのか、私はよく考えることがあります。
それは、私自身のモチベーションがなくなったというよりも、チャットの中身が余りにも貧弱で、会うまでにするべき、あるいはしたいと思っている対話ができていないと思うからです。
結論として単純化すると、それは、チャット文化の成熟と関係があるのかなと思います。
背景を挙げると、3つぐらいあるんじゃないかと思います。一つ一つ紹介したいです。
1. パソコン所有層の変化
昔はパソコンという道具にのめり込む特定のマニアックな人しかネットに上がらなかったのです。私もどちらかといえばマニアックだったので、チャット相手と価値観を合わせやすいです。さらに、パソコンを持っている、パソコンをネットで接続してチャットができる経済力、職業も一定の職業に偏っていたため、話をするのが気楽でした。
しかし、今はだれもが簡単にパソコンを使ってネット上に上がることができるようになり、所有者層の性格的特徴が分散し、それとともに価値観が多様化し、話のリズムが合わないということもあるのです。
2. チャットアクセス量の変化
昔はそれほどネットを使った交流というのは成熟していなかったし、チャットにアクセスする人たちも長時間アクセスしているわけではなく、通信料金のこともあり、短い時間で友達を探し、その中で濃密なチャットをすることを望んでいたのだと思います。
しかし、今はブロードバンド、あるいは安価な電話網、あるいはネットカフェなど、チャットに対する料金のハードルも低くなり、それとともに、だらだらした相手との探り合いが続くやりとりや内容のない会話が繰り返され、チャットで人間関係をつくるのは難しくなったような気がするのです。
3. チャット習慣の変化
昔からネットの習慣を持っている人たちは、チャットは日々の日課、生活習慣であり、ネットに接続してチャットする習慣が完全になくなることはないような気がします。
しかし、今は、一過性のブームであり、もちろんコンタクトの量は多いですが、一度コンタクトをとった人が３カ月後にいることは余りありません。結局そこまで話が煮詰まらないうちにいなくなってしまう人が多くなった気がするのです。
では、どうしたらいい友情ができるのか？、まさに一定のポリシーを念頭に置いてチャット友達を探せば多少なりともいい人にヒットできそうです。