電車ではありません。
皆様御存じの
生命線
頭脳線
感情線
のことです。
どれがどれだかわかりますか?
それがわかっても、その線がどこから始まってどこで終わるというのは、意外にわかっていないかもしれませんね。
しかし、手相を座標によって読むときには
実はそこが重要だったりします。
生命線
親指と人さし指の間から始まって親指に対して円を書くように湾曲して手首の方へ向かう線です。
これによって、人生のイベントや健康状態などがわかります。
頭脳線
同じく親指と人さし指の間から始まって生命線とは違って手の側方に流れていく線です。
これによって、考え方の傾向、健康状態などがわかります。
感情線
小指側の手の側方から始まって湾曲して、あるいは真っすぐに人さし指、中指などの方向へ向かう線です。まっすぐのときもありますし、ないときもあります。
これによって、性格、行動の傾向、健康状態などがわかります。
この3本と運命線を合わせて 主要4線などといいます。
運命線というのは手のひらを真ん中に走っている線です。
これはあくまで目安でして、違う方向から出てくるものやない線もあるはずです。ないからといって、特段心配する必要はありません。それは、読み間違えているだけという可能性が高いからです。
ただ、生命線だけは、だれの手にもあります。
手相占いにおいては生命線と運命線で約8割がわかると言われていますし、私自身もそう思っています。
私自身の手相の関心は小学生のころからあったのですが、まさにそのときには存在していなくて、今はすっかり定着している線というのが 運命線 や 第二感情線 だったりします。
昨年の夏に小学生や中学生と仲よくなる機会があったので早速見ましたが、やはり運命線というのは私たちの年齢の人を見るよりも細いし、あらわれている人も少なかったです。
この線は思春期のころからあらわれてくるのが特徴なのです。
運命線は将来のことをいろいろ思い描いたり、自分の決心があらわれる線なので、意外に出ているのは将来の夢が描けている少年少女だったりします。
運命線というのは、基本的には手のひらの中央を縦に刻まれている線です。
下から上へ読んでいきます。
ということで、簡単に言えば
上から下までしっかりあればあなたはいい人生でしょうということであり、
下の方しか刻まれていなければ若いうちだけねということになるし、
上の方しか刻まれていなければ大器晩成型ねというふうになります。
また、線がない人がいます。
これは性別や価値観によって読み方を変えますが、
1)どんなことにも挑戦して決して満足しない
2)毎日が同じことの繰り返しである
というふうに考えます。
刻まれる強さというのは、満足感や充実感ということなので、線が薄い人も同様に考えることができます。
女性の場合は、基本的には薄い方がいい、ない方がいいというふうに読みます。
というのは、線が濃いということは、自分の思い描く人生を自分の思うがままに生きていけるという意味合いがあるのですが、日本における女性の位置づけを反映して読みますと、このような線は、あんまりよい意味として受け取れないからです。
女性が男性を陰ながらに支えていくということが求められている社会においては、濃い線の人は、自分の主張が通らなくて嫌になったり、自分の能力がうまいぐあいに発揮できなくて、ちょっとつらい思いをするかもしれません。
しかし、男女共同参画社会を志向する現在日本においては、こんなような読み方をするのは偏見かもしれませんね。
さて、線については、大抵、下から上まで真っすぐという人は余りいないはずで、
どこかで
ほかの線とくっついていたり、
分かれていたり、
切れていたりしているはずです。
その分かれ方、切れ方によって年齢を特定したり、意味が見出せます。
ただし、分かれ方というのは、下から上に見ているので、
上から下だと分かれているなというのは実は合流していていい線というふうに読みます。間違えないようにしましょう。
基本的には、運命線があらわれていることは、それだけで、自分の満足の行く人生が歩めるチャンスがありますよということなので、どんなものであれ、悪いものとしてとらえないで、いいものとしてとらえていっていただきたいと思います。
ただし、こういうのもあります。
豊臣秀吉を例にとると、
彼の運命線は下の方から始まって、手のひらを越えて中指の真ん中の節まであったといいます。
これはどういう意味かといいますと、絶大な権力を保持し、大成功をおさめますが、自分の権力に酔い、周りが見えなくなる、孤立するというふうになります。
彼の晩年がどんなふうであったかは御存じのとおりです。
運命線の最後尾については、行き過ぎもよくなくて、せめて、中指の下1センチ〜5ミリぐらいでとまっているのがいいと思います。
頭脳線を読む基本で重要なことを書きます。
1傾きを見る
簡単なことです。
線が傾いていなければ現実主義者。
傾いていれば空想的な人。
2長さを見る
長ければよく考えて行動するタイプ
短ければよく考えないで行動するタイプ
ということです。
短い線の持ち主の特徴である、「よく考えないで行動」という意味は、すばらしい直観があるか、計算的な能力が働いてすぐに行動できるということです。
3分かれ目を見る
頭脳線に分かれ目がある場合、ものによって意味が違いますが
大きく分かれている場合ですが
一般的には、線が分かれているということは、頭脳線が二本あるというのと考え方が通じるものがあります。
つまり、傾きのある頭脳線の支線で「空想的発想の持ち主」という意味合いがあり、手のひらをまっすぐ走る頭脳線の支線で「現実的発想の持ち主」という意味合い、この両方を持つ人ということになります。
この場合は、発想が多彩で、いろいろなことに順応できる人だというふうに読むことができます。
ただし、線の傾きや分かれ方によって、読む意味を変える必要がもちろん出てきます。
線を見る際に運命線と混同しないように注意してください。
4始点、終点を見る
頭脳線の始点についてですが、
生命線と離れているか分かれているかということで、大きく意味が違います。
大抵の場合は生命線とくっついているのですが、それは一般的なので、この際省略します。
離れている場合は、とっぴな活動に出ることが多いタイプです。
ただし、それが成功するか失敗するかというのは別の問題です。それは、ほかの線を読んで総合的に判断することになります。
終点についてですが、
これは終点がどこの位置(丘、座標)に属するかによって見ます。
これについては、ここでは言及しないことにします。
5その他
頭脳線が蛇行している人は、精神的に安定していない。つまり、今何か悩みがあるとか、進路選択中とか、今後に大きく線が変わる可能性があるというふうに読みます。
その線を持っている場合、将来的な見通しは別として、現状はちょっと手詰まり状態なのかなというふうに判断できます。
「頭脳線が見当たらない、私はばかかもしれない」とか「あの人は頭脳線が短いからばかなんだ」とか考えたことはありませんか?このことについて書いていきたいと思います。
頭脳線の長さについてですが、
結論からいえば、長いから頭がいいとか、長いから長生きとか、そういうふうに考えることに、私は否定的に考えています。
あくまで手相は全体のバランス、座標でとらえるべきもの、長さだけではよしあしはわからないと思っています。
つまり、私自身は、頭脳線自体で判断できるのは一般的には物の思考の仕方のタイプの分類であって、その質の善し悪しまでの判断をする線とは位置づけていません。
こういうことを前提にしてお話ししましょう。
では、長さというのはどういう意味があるかといいますと、
例えば頭脳線ですと、
長い人はよく考える人は、理知的である、思索にふけるのが好きである、文系型である。
短い人は、直感(直観)に頼る人、判断が素早い(計算などの処理に向いているという意味)、カンが当たるまたは鋭い、理系型である。
と読みます。
それでは、もし、頭脳線が存在しないでお悩みの人はどういうふうに読むか?。
本当になかったら困ってしまいますが、私は今まで頭脳線のない人を見たことがありません。ということで、それは、見ている人の勘違いじゃないか?というふうに疑いたいところです。
可能性としては
1その線を見落としている
2マスカケ相である
この二つのいずれかだと思います。
この二つのいずれでもない方は、是非御連絡をいただきたいと思います。
結婚線とは、小指の下、平均的には3センチまでのところに存在する横の線です。
手のひらの隅の方から始まる平均的には2センチ以下の線です。
本数については平均的には2、3本といったところでしょう。
この線でわかることは、結婚生活、結婚の思想、配偶者との関係などです。
この線で結婚の年齢を見るというふうに書かれているものもありますが、私自身は、できないことはないと思うのですが、私自身は難しいと思っているし、失敗するケースがほとんどなので、生命線や運命線で見ることにしています。
結婚線では、結婚の時期として、晩婚、普通、早婚というものだけを見ることにしています。
簡単にいうと、感情線と小指の根本までを2分して、
その中央より上が晩婚
下が早婚というものです。
でも、ここで超注意しなければいけないのは、これはあくまでも「自分の価値観で」ということなので、何が早くて何が遅いかというのはその手の持ち主の適齢期の設定年齢にゆだねられているということです。
例えば、20歳でも遅いと思っている人には、当然それ以降の年齢ですと、晩婚ということになります。
これがごくごく簡単な読み方ですが、現実にはこうは簡単にはいかないでしょう。
まず、大抵の人は、結婚線探しから始めなければならないと思います。
まず、結婚線というのが1本という人は余りいないような気がします。そういう人は結構幸せになるのではないかと思うと同時に、幸せ過ぎて、思わぬところで落とし穴に落ちてしまうのではないかという不安を感じてしまいます。
2本以上の人は、基本的には一番はっきりと刻まれている線を結婚線とします。
本数とかが多すぎてわからない人は、異性のお友達には恵まれますが、どっちつかずで結婚は結構といった感じになると思います。こうなると、一対一の結婚のスタイルは本人にとってかえって不幸になるのではないかというふうに私は読んでしまいます。
ない人は、もう一度よく見てください、絶対あります。ないと落ち込んでいる人がいますが、大抵あります。薄いけれども、それがあなたの結婚線なのです。
それでも本当にない人は、私は1回しか見たことがないので、もしよかったら、手相をデジカメにとってメールで送っていただきたいと思います。
いろいろありますが、結婚線があることを前提に次へ進みます。
その結婚線の先端に注目します。
起点から先端までが大体2センチまででおさまっていて、同じような刻まれ方をした線で、手のひらと平行でそれと交差する線がないとき、あなたは相当幸せな結婚生活を送れるでしょう。
先端が分かれている人は、これは、大抵の本や雑誌は 離婚 別居 というふうにしていますが、私自身はこれは昔の思想ではないかなと思っております。
今はいろいろな結婚の形があるわけであり、それに合わせた読み方というのも提案していくべきなんじゃないかなと本を見ながら素人ながらに思うことがあります。
私自身は、こういう線の人は、専業主婦で夫の言うことに従うというような生き方では失敗するというふうに読むことにしております。男性の場合は、妻の言いなりで自分がないと失敗するというふうに読みます。
こういう人は、共働きなどにして、夫婦間で対等な関係をつくるとうまくいくと思います。
その他、
先端が上向きだと結婚生活が上向きだとか
下向きだと結婚生活が下向きだとか
切れていると結婚生活が破綻するとか
いろいろな読み方がありますが、
もし、そういう線があったとしても、そんなに思い悩む必要はないと思うのです。
私自身は、結婚線をそんなに真剣に見なければならないものではないと思っています。大事なのはあくまでも生命線や運命線であり、そちらの線の方を心配した方がいいと思うのですね。
あと、結婚というのは生き方の一つの選択肢であり、それがその人の生き方のすべてを支配するものでは決してないということも認識しておいていいことだと思います。
結婚線に固執なさってみている方でも、必ずしも結婚を人生の一番大事なものとしていない方が結構います。
余り心配して、自分の運勢を落とさないようにしてもらいたいものです。
私が手のひらを見て、行動がとまってしまう手相があります。それは、マスカケ相です。この手相は希少な手相で、大体100人に2、3人しかいないようです。そういう意味で見つけると少しうれしい手相です。
どういう線かといいますと、簡単に言うと手のひらに右手だったら「て」という文字が出ている線です。左手だったらその逆の線が出ます。つまり、主要な三線がなく、横にまっすぐに走る線と生命線しかない線のことです。そのうちの横にまっすぐ走る線のことを「マスカケ線」というふうにいいます。
特徴は、
1)マスカケ相は遺伝する
マスカケ相を持っている人の親はマスカケ相の確率が高いです。そういう意味ではカリスマは遺伝するのか?ということにもなるのでしょうか。
2)マスカケ相はカリスマがある
マスカケ相は別名「天下取りの相」と言われていることからも、カリスマ的要素は抜群です。古くは戦国大名、企業の社長や政治家などに多いそうです。しかし、カリスマも中途半端であれば単なる変わり者で終わってしまいます。そういう意味では、ばかと天才は紙一重なんだと言えます。
3)マスカケ相は波瀾万丈である
これが一番大事だと思うのですが、この手相の持ち主は成功したら大成功、失敗したら大失敗します。その両極端な人生を歩むのがこの相の特徴です。しかし、基本的には運勢がいいので成功できる相だというふうに読みます。失敗する確率についてはほかの線との兼ね合いで読んでいくのがいいと思います。
この線を普通に読むとどうなるか?。この線は感情線と頭脳線が合体したものですから、この線の持ち主は冷静沈着で冷徹な現実主義者であると読めるんです。そういう意味では、成功のための条件はそういうものだということなんでしょうか?(了)
神秘十字というのは、手のひらの「方庭」にあらわれる十字のことをいいます。
「方庭」というのは、感情線と頭脳線で囲まれた空間のことをいいます。通常は月丘や水星丘の周辺にある健康線によってふたを閉められるところの空間のことですが、まあその話は別のところでしましょう。
このゾーンに十字があると、それは神秘十字だといえます。
一般的な出方ですが、
まず、手の中央、中指の下の部分を見てください。
感情線と頭脳線との間が横の線でつながっている
そして、運命線がそれにクロスしている。
すると、十字になります。このタイプが一番見つけやすく、多いような気がします。
この線がある人は
@霊感がある
A霊感の才能がある
ということのようです。
この線がある人は結構います。
しかし、たくさんいるのに当人は霊の気配がしないらしいので、幽霊が見えるというのとは違うみたいです。
そんなわけで、このごろは余り読まなくなりました。
そもそも「霊感がありますね〜」というせりふを言ってから、その後接ぐ言葉がなくて焦ったことが何度もあります。それによる適職などもいえないような気もするし。ただただそういう目に見えないものに対してある程度は理解がある人たちに出る線なんだろうと思います。
霊感が敏感かどうかなどなどを見るためには、手相全体を総合して判断した方がいいのではないかとも思います。
神秘十字は、そのある位置によって少しずつ意味が違うようです。
スタンダードな土星丘下付近(中指下)にある神秘十字は信心深い一面があるという程度に読みます。
木星丘下側(人さし指下)にあると、信心深さをしたたかに商売に使う一面があるようです。
太陽丘下側(薬指の下)にあると、芸術面などで秀でるということのようです。かのピカソもあった……などという紹介をしている本もあります。私はピカソにはもっと偉大な手相があって、ついでに神秘十字もあったというぐらいにしか考えていないので、本で大々的に紹介するようには神秘十字がそこまで威力抜群の線なのかどうかわかりません。
最後に、方庭にできるという前提で神秘十字を考えると、マスカケ相には神秘十字は絶対にあらわれないということになりますね〜。これはカリスマでフォローということでしょうか。神秘十字に詳しい方は是非教えていただきたいと思います。
強いてマスカケにも神秘十字を!と考えると、手のひら中央に大きな十字を構成する手相ということで考えることもできるか?。
これは神秘十字というではなくて、違うカテゴリーで分類されるかなりの大吉相だと言われる相です。マスカケの場合にはマスカケ線があるわけですから、それに垂直に交差するマスカケ線に引けを取らないような強力な運命線があればこの十字を構成することができます。
この十字を構成している人は霊力もありそうな気がしますね〜。
マスカケ相で、手のひら中央にばっちり十字が出ている方は、ぜひぜひ霊力の程度を教えてほしいです。
このことが名誉なのか不名誉なのか判断できませんが
苦労は手相に刻まれます。
それは 第二感情線 というものです。
特徴は
@後天的に発生する。
A感情線の上、感情線と平行して刻まれる。
B女性より男性の方が多い。
C位置が位置だけに変化するのがよくわかる。
個人的な見解としては、第二感情線がある人間は信用できると読んでいます。これはかなり当たる。
また、読むときは感情線と一緒に、感情線が二本あるというふうに読んでいます。
この線に興味があるのは私自身にあるからです。
小学校高学年ころ、細くあらわれたそのしわは、その後の数年間でだんだん強く刻まれるようになり、今では主要3線と同じぐらいに刻まれて定着しています。
私の場合、この線が消えるということはないらしいですね。今のところどんどん成長しています。手の中で成長がわかる線の一つです。
感情線とは、小指の下あたりから始まって横に延びている線のことをいいます。
この線でわかることは、その人の心理的なことです。この線を見ることでその人の態度や感性や気持ちなどが分かります。ということから、私は苦手な恋愛運などを読むときにはこの線を見るウエートを多くするようにしています。
主要な線ですので見つけられない人はいないと思いますが、いろいろ複雑な人がいますので、ちょっと書き足しておきます。(感情線がわかった人は、このブロックは読み飛ばしてください。)
似たような線が平行している人は、太い方の線を見ます。
この言い方は非常にアバウトな言い方で誤解を生みそうですね〜。どういうことかというと、二本以上見える人というのは、考えられる線としては、感情線の上にある二重感情線、結婚線、金星環と混同しているか、感情線の下にある抵抗線と混乱しているかなんですね。二重感情線などは主要の線ではないので比較的薄いですし、抵抗線は短い線になりますので、これかな、というのが見つけられればいいと思います。
普通に感情線が二本なんだという人もいるようですが、私は見たことはありません。二本ある人は見せてください。
また、感情線が一本線ではなくて、でも、切れ切れにも見えないけど、感情線と同じような刻まれ方の線が独立して二本ある場合、これは2本まとめて感情線としてとらえます。でも、これはちょっと説明するだけですと金星環や頭脳線などと間違えそうなので難しいですね。
なお、マスカケ線の人は、感情線がないと解釈することもできるのですが、マスカケ線は頭脳線と感情線が合体したものだと考えれば、マスカケを感情線に見立てて読むのもありかなというふうに個人的には思います。
ここでは感情線のごくごく簡単な見方として、長さ、末端の状況、位置などを書きますね。
まず長さについてです。感情線の長さとしては、大体人さし指と中指の間ぐらいまで到達しているのが普通だと考えます。
その長さによって当然読み方を変えるわけです。例えば感情線が中指あたりでとどまっている人は自分本位だな、自分のテリトリーに入ってくればwelomeなんだろうというふうに読み、人さし指の方まで行くと博愛的で八方美人だと読みます。長すぎても短すぎても問題はあり、人さし指と中指の間はまあ標準的に平均の取れた感情の持ち主だ(?)と考えることができます。でも、感情が普通というのはすごく変な考え方です。普通ならどうなんだとつっこまれるとつらいです。
また、感情線の長さを物事の感情的な執着の度合いだというふうに読むことがあります。執着といってわかりにくい人は、例えば嫉妬深さの度合いというふうに思ってください。でも、これについては全く逆の解釈をする手相の本もありますし、執着については頭脳線でも読めます。感情線と頭脳線の執着については違いがどこにあるか目下考えているところです。
それから、末端の状況です。
感情線の末端というのは大抵湾曲している気がします。感情線では湾曲があれば感情が激しくて、湾曲がなければクールであるというふうに読みます。湾曲がない人は湾曲といわれてもなかなかわからないと思いますので、ほかの人の手相を見てみてください。
直角になるぐらいまで湾曲している人というのはヒステリックでもあるというふうに読みます。でも、別にそれは日常的にということではなくて、そういう傾向もあるよという程度に読んでください。
末端が分岐している場合は気持ちが移りやすいというふうに読みます。感情線の湾曲が激しい人が真っすぐ直線に分岐する線を持っていると、熱しやすく冷めやすい人ではないかと読みます。でも、それは悪いことばかりではなくて、いろいろなところに気を使える人だというふうに読みます。でも、分岐が多ければかなり気分屋だと読みます。
感情線は大抵は末端が上の方にカーブしていくのですが、ごくまれに末端が下がっている人がいます。末端がそのまま生命線を切っている人はお節介だと読みます。切らないで単に下がっている人は何か悲しみに出会ったときに思い悩みやすいだろうというふうに読みます。こういう人は物事を余り悲観的にならないようにというふうに必ず言うようにします。私の自戒&手相ポリシーですが悲観的な物事の考え方をする人はそれだけで運勢を落とします。
次に感情線の存在する手のひらの位置についてです。
感情線の位置が上か下かによっても、その人が熱血かクールかということがわかります。感情線の起点と生命線の起点(生命線の起点の標準は人差し指の根本と親指の根本のちょうど真ん中あたりです。)を比べてください。感情線の方が上だったら感情線の位置が高いということになります。この場合は感情が豊かだというふうに読みます。逆の場合は感情が豊かではない、クールだというふうに読みます。
この位置については、実は「方庭」の面積というのが関係あります。「方庭」というのは簡単に言うと感情線と頭脳線の間の四角形になる空間のことです。感情線の位置が上になればこの面積が大きくなると考えられるので感情(感性)が豊かだと考えるんですね。ということで、感情線が上の方にあっても「方庭」の面積が大きくない場合には、こういうふうには読めないです。
感情(感性)の豊かさがどれぐらいかということなので、実際に見えているクールとホットというような話ではなくて、その人の感性のキャパシティーがどれだけなのかということを読みます。でも、キャパがあればいいというものではなく、位置が上過ぎると今度はどうなるかというと、丘(木星丘、土星丘、太陽丘、水星丘)の面積を狭くするということで、また違う意味があります。感性がありすぎると社会人としての日常生活というのはその人にとってはしんどいのかもね、と直感的には思います。その人の置かれている状況や考え方によって読み方は変わります。
最後に、感情線自体の状態についてですが、感情線が鎖状態になっていたり、乱れている人は気まぐれだというふうに読みます。でも、気まぐれだということを悪くとらえる必要は余りなくて、それは感性が豊かだとも読めます。
感情線が切れている人は、ときにむごい人だと読みます。人を欺くことをしてしまうこともありそうですね。でも、それを本人が意識しているかどうかというのは別なんですね。もともと人を引き寄せるので魅力的でもあると読めます。でも招かざる客も招くというだけです。その辺を気をつけるだけでずいぶん違います。これも感情線の切れ方によって読み方が変わるので、一概に切れてるからこうだというふうには言えません。(無責任な言い方で済みません。)
大体こんな感じです。これらをミックスしていくと、その人の恋の状況や気持ちの動きなどがわかるので、その人の恋愛の姿勢などがわかるんだと思います。
実は、私は恋愛線というのはどこで読むのかわからなくて、困っていたのですが、結局は悩みの実相は何かと考えると感情線から読み始めるのがいいのかなと思ったりします。
もっとマニア(←今まででも十分マニアか?)に見たい人は、さらに応用編として、これらを踏まえて左右を比較します。
どこかに書いたのですが、左が過去、右が現在・未来、あるいは左が内面、右が外面というふうに考えて、それぞれ左右の相違点を見ます。多分手相の状況がかなり違います。
左右の状況を見ることで、自分の状況をより客観的に見ることができるのではないかと思いますね〜。
以上、厳しく書いた部分もあるかもしれませんが、落ち込んだり心配する必要はありません。それはあくまでもその人の持つ大事な個性だということでポジティブに受け取るべき部分だと思います。
クールな人が熱血な人をあこがれるように、また逆もあると思いますが、感情の持ち方はその人の行き方です、それでいいんだと思いますが、皆さん、いかがですか?
一般的には反抗線などといったりもしますので、こういう言い方をするかわからないけれども、私はこういうふうに読んでいる線があります。
抵抗線は、第一火星丘に出てくる横線です。小指側から走っている線です。
もっとわかりやすく言えば、小指側の方、感情線の下に出てくる、比較的短目の横線です。似たような線に結婚線がありますが、結婚線は小指の根元の下あたりに出てますが、抵抗線はもっと下の方、感情線よりも下に出ていて、しかも結婚線よりも長い線として出ています。つまり、2センチ以上ある線です。
こんなことを書くと長さがわかりにくいですが、大体普通は2センチから4センチぐらいなんじゃないかと思います。それ以上長い線というのは見たことがないです。そして、大体一本の線です。刻まれ方は比較的強いです。
感情線の下あたりに線があっても、それが短かったり薄い線である場合はほかの線である可能性がありますので、似たような線が何本もある場合は無理して読まない方がいいです。ある人とない人がいますから、読みにくいあなたはその線がないというふうに考えてください。
この線で、その人の性格、行動の傾向を読むことができます。
この線を持つ人は、ライバル意識が強く持ちます。ライバル意識とは、外的なものに闘争心を求め、競争をするということです。そして、ライバル意識を持つことで、自分も高められるし、そういう傾向を持つというふうに読みます。なので、私は、この線を「ライバル線」などと言ってしまうこともあります。
ライバルとか抵抗とか書くと、この線は「見え」を示すのか?と思われるかもしれませんが、この線には見えっ張りという意味はなさそうです。見えっ張りというのは、恐らく感情線とか別の線と合わせて読まないと間違えそうです。また、「プライドが高い」「打算的」というのとも違います。
抵抗線でいうところの線は、そういう欲望が入らない、純粋な競争だと思ってください。競争というと弱肉強食的な感覚がありますが、「切磋琢磨」とも言うし「win-winの関係」とも言えるわけで、いろんな競争のあり方があります。その人がどういう形でライバルをとらえ、どういう競争をするかというのは、ほかの線を見て判断するしかありません。
抵抗線はまさに第一火星丘の意味をそのまま引き継いでいる線です。そんなわけで、物すごく簡単な解説で申しわけないぐらいなんですが、そんな感じです。
「第一火星丘」「火星平原」「第二火星丘」というのは、人の気持ちの持ちようと精神とのありようを示しているエリアだと個人的に思います。この辺はなかなか手相の本では紹介していないのですが、これがわかると手相鑑定のレベルもぐっと上がるような気がするんですね。この辺は、今度「火星探索」という形でレポートしたいです。(さて、いつ発表できるんでしょう〜、ははは)
手のひらに出てくる「記号」には意味があると考えるのですが。。。「記号」とは一体なんでしょう?。
手のひらの「記号」と考えられるものは2種類あると思います。
1)手のしわが織りなす「文字」と認識できる形
2)手のしわのちょっとした「刻み」
手相における「記号」と呼ばれるものは2)ですが、一つずつ説明していきますね。
1)手のしわが織りなす「文字」と認識できる形
これは、手のひらを見て、文明社会における「文字」と認識できる、それとおぼしき手のしわを言います。
例えば手相に関心がある人なら御存じの率も高い「ラッキーM」というようなものです。生命線と頭脳線、運命線、感情線が連結して手のひらに「M」の文字が浮かび上がってくる相です。この「ラッキーM」に価値を見出して鑑定を言うこともあり??。
でも、よく考えてください。「文字」はあくまでも文明社会における限られた世界の中の記号にすぎません。考えればわかることですが、「M」という記号はアルファベットを知っている人のみが認識できる記号なんです。
ということで、私が手相と考えているものにおいては、手のひらに文字が見えても、それ自体には意味を見出しません。
2)手のしわのちょっとした「刻み」
これが、手のしわの中にあらわれるもので、主に主要な線と一緒にあらわれてくる手のひらの「記号」と言えるものです。手のひらには主要な線だけでなく、いろいろな「記号」があり、これによってその人にとっての情報がわかってきたりする侮れない存在でもあります。
とはいえ、文章で書いていると非常に説明しにくいですね〜。
名称としては、島、スクエア、グリル、点などなどあります。これは画像があるリンクのページで見ていただければどういうものがあるかわかります。
そのものによって大体意味というのは決まっています。例えば、島や点は意味がよくないです。点は色によって意味が変わったりします。星は基本的にいい意味だとしますが、位置によって悪くもなります。グリルは金星丘によくあらわれれますが、ここに細かい形で出ると愛情細やかとか親孝行とか読んだりします。他のところで出ると私だったらネガティブに読むだろうなと思ったりします。スクエアは「#」みたいな形ですがナチュラルみたいなイメージで読みます(←意味不明?)。
もちろん座標によって意味は違いまして、その記号がある位置(座標的位置、相との相対位置)によって決まってきます。
余談ですが、以前AQUAさんの本を買ったら、手のひらを40以上の領域に分けて、自分の手のひらに合わせてそれぞれの位置にある記号や手の色を観察できる透明なシートがついていました。プロはすごいです。
そのレベルには遠く及ばないまでも、位置によって全然意味が違うんだよというのがわかれば手相を見るレベルもがぜん上がっていくんじゃないかと思ったりします。