手相というのは何を見ることなんだろうか?。それは手のひらの線を見ることだというふうにお思いならば、それはもったいない。手相を知っていけば、多分もっと広く手相の範囲というものを考えられると思います。
私が考える手相の範囲ですが、手のひらの線だけではなくて、手、爪、指、手首です。ちなみに、それを両手分見ることになります。
手のひらの線以外ではどういうところを見るかといいますと、
手は、大きさ、色、形、手のひらのふくらみの状況
爪は、大きさ、色、形、状態
指は、大きさ、長さ、付け根の位置、関節の位置、先端の位置、全体の指のつき方のバランス、関節の状態、しわの状態
手首は、しわの状態
などなどです。
もちろん見るときには手のひらの線を見ることがメインになるのだと思いますが、それ以外の部分からもその人の状況を知ることができるし、まず手のひらの線を見る前にその辺をチェックしておくといいと思います。(了)
手相はどちらの手で見るか?
右手を出してみたり、左手を出してみたり、あるいはどうすればいいのかとまどってみたり、見せるといってもその先どうすればいいのか困る人をよく見ます。
もっと詳しい人は手を組み合わせて親指が上の方を見るというふうにいって手を出してくださる方がいらっしゃいますが、ちょっと違います。私の手相の見方ですと両手を出すのが「正解」です。
なぜか?。それは簡単です。右手と左手とでは手相が違うからです。片手だけですと読みにくい部分が出てきます。手相はその両手を比較した上で見ていくことが一番有効に見られると思われます。
漠然と見ていると、たいていの場合右と左の線の違いに気づかないことでしょう。でも、よくよく見てみてください。細かい線の出方とか、主要な線の角度、曲がり方など手相は左右で実に違っているのですね〜。手のしわとしわを合わせてなどということが困難であることがわかると思います。
では、右と左で何を見るか?ということですが、私は、右手は、その人の外観、未来の生き方、第三者からの見え方などを見ることにしています。左手は、その人の内面、過去などを見ることにしています。
そういう考え方を使って、右では線が出ているが左手で線が出ていないという場合には、外観的にはそういうふうに言えるけれども、内面的には違うというふうに読みます。
ちなみに、左右で手相が全く違う人は、こういうことを考える前に二重人格者だと言えます。それを自分自身が認識している場合はいいのですが、それを気づいていない場合、自分で思っていることがなかなか伝わらなくて失望したり、誤解や勘違いを生んで困ったりすることがあるかもしれません。相手に多くのことを伝えるようにして、そのようなことを避けるようにするといいと思います。(了)
手の大小でわかることは、手が小さい人は大胆で、手が大きい人は引っ込み思案だと読みます。つまり、大きさとイメージは逆だということですね。
だから、体格が大きい人でも、実は非常におとなしいという人間が存在するんだなというふうに私は考えるようにしています。
手相を読むときはこのような手の大小で見るところの一種の「固定観念」を持ちながらいう内容を変えたりもしています。
でも、手の大小というのを皆さんわかりますか?
手の大小というと、人と手を合わせてみて、私の方が大きいわ!とか思って比較する人もいるでしょう。けれども、手相で見るところの手の大小というのは相対的な手の大小を見るわけで、他人との比較というのは余り役に立たないです。
自分の手が体のパーツの中で相対的にどれだけ大きいか、小さいかということが結構ポイントになります。
どこのパーツと比較するか?ですが、いろいろな本では顔との比較を書いているところが多くて、私もそれを支持しています。
とある美術の授業中。私が好きだった美術の先生は人物画を書く上でのアドバイスを言いました。「手のひらをそのまま顔につけてみなさい!」
その張りつけた手をお互いに見合うと、あらあら不思議、手って顔と同じぐらいの大きさがあるんですね〜。こうやって見ることによって、自分の手が顔に比べてどの程度かということがわかると思います。
少女漫画とかって、手が顔より小さく描かれているけれども、実際は手は大きいものなんですよね、一応常識として押さえておいてください。
さらに、ものの本によれば、背の高さと手の大きさを対比させるというような方法があるようです。本当に「小顔」だったり、不思議と顔がでかい人には、背の高さも参考になるとは思いますが、私はでは背がどのくらいだとどうなのかということがよくわからないです。こういう場合は同じぐらいの背格好の人を何人か探して、手を合わせてもらって自分の手が大きいのか小さいのかということを見ていくしかないんだと思います。
手型とは、生命線、頭脳線、感情線などの手のひらのしわを見て、その情報を知るというのではない方法です。
このことを知ることが実はすごく大事なのですが、私が書いてこなかったのは、これを書くことはオリジナリティーから離れてしまって、ある程度文献を頼りにして書かなければならないからです。
ということで、手相についていろいろざっくばらんに書いているのですが、この項に書いてあることは、どこかからの丸写しではないものの、より多くを参考資料から依存して書いていることを御了承ください。(特に部位の意味など)
まず、手をどういうふうに分類しているかを紹介します。
手のひらのしわ以外の手の分類としては次の3種類があります。
これらの手型を読むことによって、手相の線とは別に、その人のベースとなる特質、傾向、志向、考え方のようなものを見ることができます。これには2種類があります。
1)指の形から6〜7種類
手型の読み方としてオーソドックスなのが、手の型を6〜10種類ぐらいに分けてその傾向を分析する読み方です。原始型、円錐型、哲学型、方形型、篦型、混合型などの読み方です。
タイトルに書いたように、これらの分類では、手のひらの部分の型ももちろん重要な意味を持つのですが、主に指の形や長さに着目して分けられます。
ただし、その読み方はややもすると判別しにくいという問題があると思います。私自身、読んでいてたまに混乱することがあります。
2)地風火水
こういうふうに書くと、星座のようです。ホロスコープに詳しい人は「地の星座」「風の星座」「火の星座」「水の星座」というのを聞いたことがあると思いますが、まさしく手相にも「地の手型」「風の手型」「火の手型」「水の手型」という分類で手型を考えるものがあります。
これは、指の長さと手のひらの幅でカテゴリー分けができ、比較的分けることが容易かな?
手相では、手のひらの座標によって位置が区分され、それぞれに意味をつけられて考えています。線を使った手相では、線のある位置の座標によって意味を考えたりするため、これを知ることはかなり大事です。
1)単純分割
手のひらゾーンとしては、手のひらとしての分断と手相による分断法があります。このゾーンの手相の状態によって、その人が何を重視しているのかを考えて読み方を変えたりします。
2)丘
丘というのは、手のひらの中のある位置のことを言います。
漠然と丘だけを見る場合には、その位置の発達度合い(膨らみぐあい)などを見て判断して、その人の特質を見ます。
ちなみに、火星平原と海王丘などは説明として出ていないものもあります。
海王丘と地底(地丘)の厳密な位置は不明です。一部本では地丘は手首部分だとしています。
手の指と手のひらの部位を見て、4つのタイプにわける方法です。
これは、ガイダンスとして「手型概要」でも説明しているところです。
と書いても、実際に短い手のひらって何?ということになるだろう。あるいは、「自分は指が短いと言われるから……」と考える人もいる?。あるいは手の大きさは関係ないの?とか思ったりしてもおかしくない。
でも、ここでは、他人との比較ではなくて、自分の手だけで判断する必要があるんですね。
要領がよくわからないときは、こうしましょうか。
1)紙と鉛筆を用意する
2)自分の手を閉じて、手の縁に鉛筆を当てて、手の型を取る。
3)その「手型」を見て、「指ゾーン」と「手のひらゾーン」に分けて、それぞれを囲む四辺が直角な四角形をつくる。
上の1)から3)までをやると、手のひらゾーンと指ゾーンの手のひらの特徴がわかります。まず「手のひらゾーン」がどういう四角形になっているか見て、それから、「指ゾーン」がどのような四角形になっているかを見ます。
「手のひらゾーン」が、正方形or横長の長方形
「指ゾーン」が正方形or横長の長方形――「地の手型」
「指ゾーン」が縦長の長方形――「風の手型」
「手のひらゾーン」が、縦長の長方形
「指ゾーン」が正方形or横長の長方形――「火の手型」
「指ゾーン」が縦長の長方形――「水の手型」
さて、それぞれがどういう意味があるか?ですが、それはとりあえず、下を見てください。以後は、http://deathstar.chem.uiowa.edu/nohero/のホームページを参考に、へたくそ英語翻訳をさらにそれらしくアレンジした文章です。
英語のうまい人は原典を当たりましょう。そしてうまい翻訳を教えてください。お待ちしてます!
1)地の手型
この手型は、手のひらが正方形で、短い指を持っているのが特徴です。手相は全般的に強く刻まれる傾向にあり、量も少な目です。頭脳線が横にまっすぐ横断する傾向があります。
現実さと想像力の両方をあわせ持ちます。鋭い洞察力と直感を持ち、周囲を驚かすこともあるでしょう。あわてん坊で忍耐力がないのがたまにきずです。外に出て行動するのがアウトドアタイプです。
2)風の手型
この手型は、手のひらが正方形で、長い指を持っているのが特徴です。指先は丸まっているか、先端は円錐型になっています。手相は普通にはっきりあらわれています。
常に活動的で積極的なのですが、それは落ち着きがなく、気まぐれだということの裏返しかもしれません。そして、そのような気持ちを持つため、常に知的好奇心がなければなりません。変身願望が多いのもこの手型の特徴です。
歌、言語、文学、情報に関する才能があります。
3)火の手型
この手型は、手のひらが縦長で、それに比べると短めの指を持っているのが特徴です。指先はへら型になっています。手相ははっきりあらわれているけれども、線量が少な目なのが特徴です。
精力旺盛です。挑戦と刺激を吸収して生きがいにして生きていきます。強靱で、前向きでカリスマを持っているのもこのタイプです。
リーダー向きで、外向性、社交性があります。ややもすると物質主義者、現実主義者でもあります。
4)水の手型
この手型は、手のひらが縦長で、指も長いのが特徴です。細い指は円錐型になっていて、先端はさらに細くなります。手相は、多くの線が細かくあらわれます。
勤勉で忍耐強く、情にもろく、寛大で優しいです。教養が豊かで、上品、優雅に見えます。それは非物質主義者だからかもしれません。
細かいものを観察する能力があります。直感が鋭く、敏感でもあります。けれども、空想的でぼんやりしていることも多いです。アーティスト、詩人、空想家などの才能を持っています。
誘惑に負けやすく、傷つきやすいです。競争することが苦手で、自分一人で判断することができないタイプです。