このホームページでいうところのマスカケ相の定義をしておきます。
1)紙の切れ端に右手の絵を書きます。
2)その右手に「て」という文字を書きます。
これが一般的な手相の状態です。
「て」という文字を二画だとすると、第一画が「マスカケ相」で、第二画が「生命線」になります。そして、マスカケ相はその中でもひときわ強く刻まれているのが特徴です。
手相の説明としてもっと踏み込んで言いますと、生命線の起点あたり(木星丘、第一火星丘周辺)から横に真っすぐ横断し、月丘の上から水星丘の下あたりまで走ります。横に真っすぐ横断しているのがポイントでして、私の見たマスカケ相はほとんどすべてが横に横断していましたのでこんな書き方をしています。傾きがある人はぜひ教えていただきたいです。
マスカケ相はあくまで真っすぐの線で、ほかの線が合流したことによってマスカケのように見えるものは、マスカケと読む説もあるようですが、私はマスカケ相として読まないことにしています。
このようなマスカケ相にたまに支線があることがあります。しかし、その線もちょっとYの字で分岐しているものが主で、その線もマスカケ相よりも大きいというものではないです。このような支線はマスカケ相に不足がちな要素を補う形になっていると考えて読むことにしています。
こんな感じで、皆様、わかりました?。このほかに定義といえそうなものがあったら教えてください。
私が手のひらを見て、行動がとまってしまう手相があります。それは、マスカケ相です。この手相は希少な手相で、大体100人に2、3人しかいないようです。そういう意味で見つけると少しうれしい手相です。
どういう線かといいますと、簡単に言うと手のひらに右手だったら「て」という文字が出ている線です。左手だったらその逆の線が出ます。つまり、主要な三線がなく、横にまっすぐに走る線と生命線しかない線のことです。そのうちの横にまっすぐ走る線のことを「マスカケ線」というふうにいいます。
特徴は、
1)マスカケ相は遺伝する
マスカケ相を持っている人の親はマスカケ相の確率が高いです。そういう意味ではカリスマは遺伝するのか?ということにもなるのでしょうか。
2)マスカケ相はカリスマがある
マスカケ相は別名「天下取りの相」と言われていることからも、カリスマ的要素は抜群です。古くは戦国大名、企業の社長や政治家などに多いそうです。しかし、カリスマも中途半端であれば単なる変わり者で終わってしまいます。そういう意味では、ばかと天才は紙一重なんだと言えます。
3)マスカケ相は波瀾万丈である
これが一番大事だと思うのですが、この手相の持ち主は成功したら大成功、失敗したら大失敗します。その両極端な人生を歩むのがこの相の特徴です。しかし、基本的には運勢がいいので成功できる相だというふうに読みます。失敗する確率についてはほかの線との兼ね合いで読んでいくのがいいと思います。
この線を普通に読むとどうなるか?。この線は感情線と頭脳線が合体したものですから、この線の持ち主は冷静沈着で冷徹な現実主義者であると読めるんです。そういう意味では、成功のための条件はそういうものだということなんでしょうか?(了)
マスカケ相というと、二つの疑問があります。
@進化について――猿の手相
私自身は現物を見ていないので説明のしようがありませんが、猿の手相は「マスカケ相」なんだそうです。
どうしてマスカケなのかというと、猿の手の動きについて細かいことはわかりませんが、親指は単独で動かせるけれども、そのほかの指(人さし指から小指まで)はまとめてしか動かせないからみたいです。
そうなると、手のひらにできる線として
生命線
横に真っすぐに走る線(マスカケ線)
これしかできないのは当然といえば当然の話です。
人間の脳みそと猿の脳みそとでは違いは数パーセントしかないみたいですが、その違いはどこにあるのか?これをどう読むかなんですね。
A病気との関連――ダウン症の人々の手相
これも知らなかったのですが、ダウン症の人々はマスカケ相なんだそうです。
ダウン症の人々に何らかの魅力を感じたり、何かの才能を発揮するという事実を見聞きするたび、やっぱり彼らはマスカケなんだと思うことがあります。
ダウン症のことについて私自身が不勉強なので、この話はここまでにしておきますが、詳しく知っている方がいらっしゃいましたら教えてください。
気功を御存じですか?
自然界の何かにエネルギーを感じて反応するパワーのことですね。
初心者向け手のひらでの気のおこし方は、両手合わせてを上下にこすります。そっと手を離します。10センチぐらい離すとビリビリ来ます。そのときできるだけ雑念を持たずに頭を真っ白にした方がいいようです。12歳以下の児童の方が気をおこしやすいそうです。
これは私が小さいころに読んだ気功術の本に書いてあったことです。当時10歳そこそこで一生懸命気をおこす練習をしたりしました。
ビリビリくるのは手をこすっているからだろうとか思ったりもしなくないですが、これを応用していくと手の気の流れには方向があることがわかります。
それは、左から入っていき、右に抜けていくということです。事実、左から物の気はとりやすいし、右からは気をとられやすいような気がします。
さて、これがどうした?という気がしますが、西谷さんによれば、気の流れによって手相も影響を受けるとのことなのです。
その具体例としてマスカケ相の流年法への作用を挙げています。
つまり、気が入っていく左手は普通の主要三線が展開されている手相よりも1年若く読みます。そして、気が出ていく右手は1年多く読みます。
なんか精神世界はうさんくさいかもしれないが。こんな話もあるということで紹介してみました。(了)
マスカケ相ではなく、「猿線」というふうに入力し、サーチエンジンをかけると、そこには手相占いチックなものではなくて、非常にメディカルな話がたくさん出てきます。それがダウン症についてのお話です。
「猿線」というのは、英訳すると「simian line」のことでして、「マスカケ相」と同じ訳語です。でも、占いのカテゴリではよく「マスカケ」といい、医学的には「猿線」というようですね。
マスカケ相しか知らないと、なぜダウン症が出てくるの?と思うかもしれないですね。
どうしてかというと、それはダウン症の手相の人は「猿線」(マスカケ相)の人が多いということがあるようです。そして、サイトによってはマスカケ相を見てダウン症だと判断してするようなコメントを載せているものも見かけます。
ということで、マスカケ相とダウン症について、医学的な話や福祉的な話よりも、ここは手相のサイトなので、手相鑑定の視点から話を書きたいと思います。
(ここでは、ダウン症については解説はしませんので、ダウン症についての知識がない人は該当のページに行ってみてきてください。)
1)統計的な話
ダウン症は1000人に1人の割合で起こるそうです。これは妊婦さんがどの年齢かによっても異なるようですが、平均すると1000人に1人だそうです。
それに対して、人間全体でマスカケ相を保有している人は1〜15%だそうです。また、ダウン症患者のうちの半分がマスカケ相保有者だと言われています。(数字はhttp://www.angelfire.com/md2/simianline/simianinfo.htmlより引用)
この両者を簡単に計算しますと、マスカケ相は1000人のうち10〜150人になる。それに対してダウン症の方の半数はマスカケ相ではありませんから、2000人に1人がマスカケ相を持つダウン症の人ということになる。
つまり、マスカケ相のうち20人〜300人のうち1人がダウン症だと考えることができるでしょうか。
2)ダウン症の、特に手に見える所見
手にあらわれるダウン症の所見は以上の通りだそうです。
http://www.page.sannet.ne.jp/tuyoshi-i/rinsyo-4.htmのページから引用しています。所見自体に文句をつけても仕方ないのですが、手相を見る感覚でこの所見に筆者のコメントも入れます。
ちなみに、この要件がすべて当てはまるというわけではないです。
どういうものをマスカケというのか?、横に線が横断していれば、それはマスカケか?――確かに、それをマスカケだという人も、います。ただし、私の考える定義はもっと限定的です。
我こそはマスカケだといただくメールの中でも、私の定義の中では、それはマスカケとは読みにくいという場合もあります。
大前提として皆さんにお知らせしたいことは、私はマスカケというのは、ほかの線とは全く違う光彩を放つ線だと思っているということです。だから、どうしてもこだわりたいこと、それは、見た瞬間に驚きをもって受けとめる、衝撃を感じる、その人の手をしばらく見たくなる――。
――これはとても万人には理解しがたい感覚的で主観的な解釈なんですが、マニアックにそんなことを思う線のことなんです、単に遠目で線が横断してそうに見えているというだけではだめなのです。
ただ、これだけでは皆さんへの説明にはなっていないと思いますので、そこで、今回は、私がマスカケだと思う、横に横断しているとはどういうことなのかということについて、考えたいのです。
一例を挙げます。
皆さんから聞かれる例の多いこと、そして、私が「マスカケではないだろう」と読む線は、中指の下あたりで切れている線、私の定義では「マスカケ化している」線のことです。
マスカケは線自体が切れないで手を横断するということを大事にしています。手の横断の仕方は、親指側から、親指と人さし指の間あたりから発して、手を横に、あるいは斜め横でも、とにかく横断していく線です。
横断というのはどういうことかといいますと、流れが一貫してあるということです。それは、親指側の第一火星丘や金星丘、木星丘から発して、小指側の第二火星丘、月丘へと向かう流れです。
ごくたまに、例えば中指の下あたりで分岐している線を持つ場合もありますが、基本的な流れは変わらないです。
この流れで流れていく場合、手の型によっても異なるのですが、マスカケ線はそれなりの太さをもって刻まれるはずです。
私のいうところの、中指の下あたりで「分岐している」のと、中指の下あたりで「切れている」というのは、私の中では概念が全く違います。
中指の下あたりで切れている線は、それは頭脳線に、例えば感情線がくっついたものであり、それは「マスカケ化している」とは言えそうなのですが、私の考えるマスカケではないのです。
どうして、そう思うかというと、それは線の流れです。頭脳線は御存じのように親指側から流れていくものですが、感情線は小指側から流れてくる線です。この「マスカケ化している」線というのは、逆方向から流れていく線が互いに統合しているというだけであって、この両者がもともと一本の大きな流れを持っていて、それで一本の「線」を構成しているというのとは、もともと違うものだということがわかります。
したがって、私は、たとえ線が横に横断しているように見えたとしても、もっとシビアに線の流れを見て、「マスカケ化している」線のことはマスカケ線とは呼ばないのです。
ちなみに、マスカケ線は横断していて、一本の流れがあるけれども、切れている場合はどうなのか?。私は、経験不足ながら、マスカケ線が切れているのを見たことがないので、切れているマスカケ線をお持ちの方は、ぜひ御連絡ください。
私の定義は、ほかの方のサイトよりもかなり厳格かもしれません。
もし、「マスカケ化している」人の線をもマスカケ相として定義の中に入れると、比較的多くの人の中にマスカケ相というのを見ることができると思いますが、私は、この両者をはっきりと区別したいと思っているのです。
それは、もともとがカリスマなのと後天的なカリスマを分けて考えたいからにほかなりません。マスカケ化とは、後者の方だと考えるのです。
もしかしたら、実質的な意味は同じかもしれない、けれども、一緒くたにして解釈したくないのです。
マスカケの代表格といえば、それは政治家だと言いたいんです。「天下取りの線」とか「百握り」とか言われれば、そういう職業は何か?と考えれば、自然と政治家というのは思い浮かぶと思うんですね。
ところが、実際に政治家にマスカケの人がいるかというと、例えば、私がよくマスカケウオッチングをしている国政の場の予算委員会なんかを見ていても、マスカケの政治家を見ることは、難しいんです。今マスコミをにぎわす若手の人、テレビ番組にも出てきますから手を観察したりしますが、マスカケではないんです。
そして、私がマスカケを見る政治家というのは、どちらかというとお年寄りの政治家です。
どうしてか?ということを考えてみたいと思うんですが、その理由の一つは、恐らく政治家の役割が変わったんじゃないかなということです。
皆さんの中での政治家のイメージって、何ですか?。余りいい例じゃないかもしれませんが、例えば田中角栄さんや鈴木宗男さんみたいな感じかなと思うんですね。
彼らの特徴というのは何かといえば、それは、地元の、おらが町や村の「先生」であって、その先生にお願いすれば、何かその地域あるいは個人・法人・業界にとっていいことがあるということじゃないでしょうか。
彼らは、地元や個人の要望を聞いて、あれこれ策謀を張りめぐらして、あるいは権力に任せて、とにかく地元への利益誘導を図っていく、彼らにはそういうことを図っていける能力があったのです。
私は、これがマスカケの才能の一つなんじゃないかなと思っているんです。つまり、マスカケの才能というのは、ある種「人治」的な部分で解決を図れる能力だと思うのです。
じゃあ、今はどうなのか?といえば、それは、「人治」ではないんです。
例えば衆議院では小選挙区になり、代議士にとっては地元への利益誘導というのは大事なことになってきたことは当然なんですが、何か利益誘導が小規模なものになってきている。昔を思い出してください。昔、何億円ももらったという疑獄事件がありましたが、今やそんなこともなくなってきましたよね。
あるいは、政党助成金というものがついているし、パーティーで大がかりに派手なお金を集めなくても何とかなっている、億という献金をもらった見返りで業界と癒着を図って露骨な利益還元をしたり、官僚に便宜を与えたり懲らしめたりして行政権を濫用することも難しくなってきている。
そんなわけで、政治家は昔のような「才能」を使いにくくなったし、使わなくてもいい状況になったような気がするんです。つまり、政治家がマスカケであるニーズはなくなってきたということです。
今政治家に必要な才能というのは、多分、法遵守能力であって、「法治」的なことをしっかり踏まえて、ある程度民主的な手続で利益を誘導していくということになってきたんですね。
そんなわけで、皆さんもチェックされるとわかりますが、私が政治家の手相を見ると、法治的にうまく調整できる人が現在の政治家の能力としては必要なんだなということを感じるのです。だから、器用そうな手相の人がふえているような気がします。
しかし、これも、現代政治の中でもある程度当選を重ねていって、権力もビッグになっていけば、ちょっとした徴候が見えてくるんです。それは、ちょっと遠目に見ると、マスカケかも、という線が出ているんです。これは、「マスカケ化している手相」だと見ます。
そして、これを見て、私は、政治家も権力を持つようになってくると人治的部分がふえてくるんだろうなと読むことにしています。