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| 山の向こう側に何やら建物が見えてきた。あれを見るためにここまで大変な道をたどってきたということらしい。 |
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| 道のりは遠くて、山奥の方へ奥の方へと進んでいく。こんな森の奧にこんな城をつくるなんて、相当すごいことだなと思うし、軍事拠点だとしても、ここの場所につくられる意味がいまいちわからない。 |
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| 空がきれいだけど、実は緑の色合いの方がきれいなんだよね。 |
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| （左）（上）ジル城到着。この城は８世紀に建設されたものらしい。小ぢんまりとした城で、王子様やお姫様が住むような居城というよりも、軍事拠点だろうね。こんなところの城ではだれも来れないだろうね、明らかに私たち以外だれもいないというところが気に入った。 |
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| そのまま入口から城内へ。 |
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| 城内に入る前に振り返ったところ。 |
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| 何か門が閉まるようにはなっているけど、だれかがいるわけでもなく、もちろん入場料無料。 |
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| この先は――絶景でした。このまま駆け抜けたら大変危険。真下がそのまま断崖絶壁だと足がすくみますね。 |
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| その場所から城内を見ると、こんな感じ。れんがだったら粗雑、石だったら上品に組まれているというような感じ。 |
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| 階段を上って、城壁の部屋を仕切っている仕切りの上に来ている。歩けるので歩くんだけど、高さが結構あるので、踏み外したら大変なことになる。 |
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| せっかくここまで来たんだから、という度胸だけで歩いている。向こう側は断崖絶壁。後編へ。 |