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| 村落にたどり着いて、ここからカラハユットまでのバスを探して帰ればよかったんだけど、私が歩いて帰ると言い出したので、歩くことにしたんだよね。 |
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| 道行く人に聞いて、カラハユットの方向を確認しながら、歩き始めるけど、ここから歩いて帰る人っていないんだろうなとふと気づき始める。 |
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| とにかくこの道を歩いていけば隣町にたどり着くらしいんだけど――隣町が見えない。 |
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| あそこじゃなくても、石灰でコーティングされてしまった山はそこかしこにあるんだね。ただ、水があるような気配はないけれども。 |
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| やっぱり雲間からの光に大感激。向こうへ歩いていけば何かいいことがありそうな気持ち。 |
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| ひたすら歩く。隣町が見える気配はなし。 |
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| 車がびゅんびゅん通り抜けるのはよく見るけれども、それ以外、人っ子一人見当たらない。歩いて帰るのは無謀だったか。 |
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| やっぱり白い山が見える。 |
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| 向こう側にも白い山。時間があればああいうところにも行ってみたいけど、徒歩では心もとないね。 |
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| 道が大きくカーブしているので、ショートカットしていくことに。 |
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| 坂を下って道なき道を行く。ちょっと歩きにくくなったけれども、歩けなくはない。 |
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| 見上げると、きれいな青空。 |
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| 方向が本当に合っているのかということが不安になってきた。友人の方向感覚を信じて歩くだけ。 |
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| やっぱり雲間からきれいな光。 |
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| どう見ても畑みたいな場所を歩く。 |
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| 何となく道があったので、それを歩く。 |
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| 何となく道が見えてきた。ショートカットしたのだろうか。 |
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| オリーブ畑のところで村民発見！。話しかけていたら、老婆の長話におつき合いすることに。トルコ人って、本当に話すことが多いね。 |
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| ようやくアスファルトの道にたどり着き、何となく見覚えがある景色も見えてくる。 |
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| こうやって歩いてみて、トルコの隣町というのが結構遠いというのがわかった。こういう道があるとわかっていたら、歩こうと提案しなかったかもしれない。でも楽しかった。 |
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| 目印らしいものも大してないところに、こういう案内板があると、少し安心するね。カラハユットまではもうじき。 |
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| カラハユットにたどり着く。大体１時間半程度のハイキングだった。すごく驚くべきことなんだけど、そのゲートのところにきのう出会った犬が待っていたんだよ。 |